Post2014/12/29

“失う”を埋める”何か”を見つける【北海道大学 法学部2年 木明翔太郎】

“失う”を埋める”何か”を見つける【北海道大学 法学部2年 木明翔太郎】

今回取材に応じてくれたのは、北海道大学2年生の木明翔太郎くん。彼は幼少のころから進行性の病気を患っており、高校の頃から車いす生活を送るようになりました。しかしそのハンデを感じさせないほど、アクティブに活動している学生さんです!木明さんの大学生活、そして病気に対する考えについて、お話を伺ってきました!


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大人とも学生ともバランスよく関わっている大学生活

どんな大学生活を送っていますか?

大学では、法学部なので、法律や政治について学んでいます。校外活動は、福祉系のNPO法人で働いています。主な仕事は役所に行って、許認可をもらう等の行政書士の仕事です。この仕事がきっかけで、数か月前から行政書士の資格取得を目指すようになりました。今は来年の試験に向けて、勉強をしています。

学生主体のイベントにも積極的に参加するようにしています。最近参加したものは、パブリックコメント(役所が政策を作るときなどに、一般市民に意見を求めること)に関するセミナーや、就活セミナーなどですね。そのようなイベントには、アクティブに活動している学生たちとコミュニケ―ションをとれるので、良い刺激をもらえますね。

ちょうど昨日、「エコリマス」という、学生がサンタクロースのコスプレをして街のゴミ拾いをするという楽しいイベントにも参加しました。そこでも色んな活動をしている人や、旅行をするのが好きな人など、個性溢れる人たちとお話ができてとても楽しかったです。

NPOでは、社会人のマナーも身につくし、普通の大学生ならなかなかできないような経験をさせて頂いています。ただお金のためにバイトするというだけではなく、そこから何か自分の成長やスキルにつなげるということが、やっぱり大切だなと思いますね。あ、仕事のときはちゃんと髪の毛黒く染めていきますよ(笑)

僕はもともと人前で話すことが苦手で、大学の授業とかでプレゼンをするのもすごく恥ずかしかったのですが、ここで働かせてもらうようになってから克服することができました。
学生とも大人の方とも、バランスよく接することができているので、充実した学生生活をおくっています。

SMAという進行性の病気

なぜ車いすを使っているのですか?

僕が車いすに乗っているのは、事故にあったからとかではなくて、SMA(脊髄性筋委縮症)という、筋肉が衰えていく進行性の病気だからです。2歳の時に発症しました。
最初から歩けなかったわけではなくて、小学生や中学生の頃までは、他の子に比べて歩くスピードが遅かったり、歩くのが少し辛かったりという感じでしたが、高校生から車いすを使うようになりました。

進行性の病気なので、前までは階段が上れていたけれど、今はもう上れないし、最近だと重たいかばんを持つこともできなくなってしまいました。これからも、おそらくいずれは、車いすを自分でこぐこともできなくなるかもしれないし、自分一人で着替えたり、トイレに行ったり、お風呂に入ることもできなくなるかもしれません。

最近、障害者として人前で話をする機会も頂くようになりました。先日は、僕の通っている北大の教職員向けに、障害当事者として30分ほどのプレゼンをしました。また、近々大学から今度は講演料を頂いて、講演をさせてもらう予定もあります。

 

《 続きは次のページへ:失うのは辛いけど、それを補うくらいの“何か”を見つける 》

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Data

木明 翔太郎(きめい しょうたろう)

北海道大学

1994年生まれ、札幌市出身
札幌国際情報高校普通科 2013年卒業
北海道大学法学部 2013年入学


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